哲学とは

色は様々な要因によって構成されている。

部屋から差し込む光、人間の脳による認識という名の錯覚、質感という名のクオリア、サーフェイス……など。

まことに多様な物という物に作用される色であるが色彩反転などをみるとなぜか違和感を覚える。

そうか――。

人間は世界を都合良く認識できるようになっているのだ。

鬱病の人間が発症する幻聴は決してまやかしなどでは、ない。

脳内プログラムの緻密な構成が数ピクセルの狭間でバグってしまった。

よって彼らの認識する世界はよりクレイジーな構成で成り立つようになってしまった。

言うなれば、人間という生き物は変化に対応しうる生き物でありながら常に絶妙なバランスを保ち続けていると言えよう。

 

f:id:AOZAKI:20180925000354j:plain